電話でのお問い合わせは TEL.045-489-9511
〒240-0012 横浜市保土ヶ谷区月見台49-4
クラスは基本『月に1回 第3日曜日』に開催しています。
アイケイ横浜美術修復工房では、絵画の修復を学びたい方のために、初心者から学べる絵画修復教室を開催しております。
修復作業は大きく分けて2つから成り立ちます。
作品支持体(キャンバス)の傷み、歪み修正、絵具層の固着を図るなど
欠損した絵具層、亀裂の箇所への充填・補彩・クリーニングなど、各人のペースで進めます。
1枚の油彩画の修復計画から始まり、絵画の保存修復作業の全てを実践し学べます。
修復に必要な材料についての説明・作成も行います。
「絵画修復教室」は単発での授業参加はお断りしております。
継続の参加をお願いしております。
絵画の保存修復の全般を基礎から学びます。
(授業には実際に傷んだ絵画作品を使用します)
作品の状態に応じた、修復技法、修復材料を実践的に学ぶことが出来ます。
ストリップライニング
画布周辺部の補強
剥離止め
亀裂の固着
木枠への張り戻し
画布の張り戻し
美的修復とは主に絵画の表層に生じた問題を修復する作業です。
絵具層の亀裂や欠損部の充填・補彩・ワニスがけなど。
修復用樹脂絵具の使用、充填剤の作り方なども行います。
補彩の練習
修復用絵具による補彩
画面のクリーニング
※ 受講料は保存・美的通しての金額です。どちらか一方の受講は出来かねます。
各クラスとも全く初めての方でも大丈夫です。絵画の経験は問いません。
授業では絵画修復の基礎から学ぶことが出来ます。
プロを目指す方、教養・趣味として理解を深めたい方など、大歓迎です。
絵画修復を一貫して学ぶために授業は保存・美的の通しで行っております。
保存クラスは3~4人のチームでの作業となります。1枚の作品を一貫して勉強する為に、途中からの参加をお待ちいただく場合がございます。
少人数制の為に定員に限りがございます。お問い合わせの上よろしくお願いいたします。
☆教室が満席の場合は、お申込み順にご案内させて頂く形となります。
教室の様子は、こちらのFBページでもご覧になれます。
☆受講希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
次回の教室は1月19日です。(12月の教室は休講です)
裏打ちを施す場合
裏打ち用の麻布を準備する→裏打ち用の布に作品を貼り合わせる
今回の作品を例に番号順にご覧下さい。
順光写真
修復前の状態
紫外線写真
過去の補彩やワニスの有無が分かります
斜光による撮影
斜光による撮影(裏)
斜光による撮影で、画布の弛み、縮み、絵具層の状態も良く観察できます。
作品の状態によって、溶剤テストを行う場合もあります。
作品の状態を調査し修復方針を決定
部分的な剥離止めをする
正麩のりを作成しました
作品を木枠から外し、仮の木枠で変形修正を行いました
木枠に留めてある釘を抜きます
裏面にかなりの埃が堆積していました
仮木枠とクラフト紙による変形修正
仮木枠とクラフト紙による変形修正
作品の裏面から合成樹脂(beva371)を含浸しました。含浸は2回行います。
bevaは絵具層の固着を促すために修復用に開発されたものです。
今回の作品は勉強のため、画布強化のための裏打ちを施します。
(昨今の修復ではできる限り作品への介入を行いません。保存修復のため裏打ちは通常行わなくなってきています。ただし、裏打ちについての知識は海外の古い作品の修復を行う際に必要となります)
裏打ち布の調整二度目を行いました。
その後BEVAフイルムをアイロンで接着。これは作品の大きさに合わせてあります。
絵具層の固着と裏打ちを同時に行う作業。
作品の裏面にBEVAフイルムを接着。裏打ちの布と作品を温圧で固着しました。
絵具層の固着状態を確認しながら作業します。
作品の表打ち除去作業後にクリーニングをします。
表打ちの和紙残がないように光をあてながら行います。
元の木枠へ作品を張り戻します。木枠の強化や裏面の処理も行います。
11月の1日体験コースは終了致しました。
※ 定員になり次第締め切ります。受講ご希望の方はお問い合わせページよりお願いいたします。
教室の内容はFBでご紹介しております。
どうぞこちらのFBページをご覧下さい。
Aチーム:作品の画面保護のための表打ちをしました。(和紙と正麩糊)
Bチーム:仮木枠を使用し変型修正を行いました。今後の作業の安定化の為でもあります
各自練習版。1日体験参加者への絵画の保存修復と補彩について説明。
Aチーム:保存修復が終わり、裏面処理をしました。新作品の画面のクリーニングを行いました。
Bチーム:前回の表打ちの確認。次回行う変型修正のための仮木枠の準備。クラフト紙の準備も行いました。
各自練習版。1日体験参加者への絵画の保存修復と補彩について説明。
Aチーム:絵具層の固着が終了した作品を元の木枠に張り込みました。木枠の強化もしました。
Bチーム:和紙による表打ち。正麩糊も作成しました。
練習版、模写。
Aチーム・Bチーム:溶剤テスト、クリーニングなど。
練習版、模写、膠の作成、膨潤について、正麩糊の作り方など。
Aチーム:表打ちの除去と、クリーニング
Bチーム:木枠への張り戻し後の、裏面処理、新規作品の状態調査を行いました。
絵具層欠損部への充填 作品にワニスを塗布、樹脂絵具での補彩
Aチーム,Bチーム共に新規作品の撮影を行いました。
作品にワニスを塗布、樹脂絵具についての説明
Aチーム固着作業後の表打ち除去作業。絵具の固着状況を確認しながら行います。
Bチームは木枠へ作品を張り込みました
絵画修復教室への問い合わせは、お気軽にメールにてお願いします。
・受講希望
・受講前の相談
などお書き添えいただくと、返信がスムーズです。
メールでのお問い合わせは、こちらから。
〒240-0012
横浜市保土ヶ谷区月見台49-4
TEL.045-489-9511
FAX.045-489-9511
営業時間 9:30~17:30
定休日 土曜日・日曜・祭日