電話でのお問い合わせはTEL.045-489-9511
〒240-0012 横浜市保土ヶ谷区月見台49-4
毎月 第3日曜日 午前10時〜午後5時 (休憩1時間)
受講料 :月1回 / 月額 8,800円 (一部材料費を含む)
クラスは基本 月に1回です。
アイケイ横浜美術修復工房では
絵画の修復を学びたい方のために、初心者から学べる絵画修復教室を開催しております。
修復作業は大きく分けて2つから成り立ちます。
「保存修復」・・・作品支持体(キャンバス)の傷み、歪み修正、絵の具層の固着を図るなど
「美的修復」・・・欠損した絵の具層、亀裂の箇所への充填・補彩・クリーニングなど
1枚の油彩画の修復計画から始まり、絵画の保存修復作業の全てを実践し学べます。
修復に必要な材料についての説明・作成も行います。
各クラスとも全く初めての方でも大丈夫です。年齢や絵画の経験は問いません。
授業では絵画修復の基礎から学ぶことが出来ます。
プロを目指す方、教養・趣味として理解を深めたい方など、大歓迎です。
絵画修復を一貫して学ぶために授業は保存・美的の通しで行っております。
☆受講希望の方はメールにてお問い合わせください。
次回の教室は4月21日です。
保存修復の流れ(作品により異なります)
1.写真撮影
2.作品の状態調査(溶剤テスト)
3.修復方針の決定
4.絵の具層の部分的剥離止め
5.画面保護の為の表打ち
6.作品の変形修正
7.合成樹脂等による含浸。
<裏打ちを施す場合>
裏打ち用の麻布を準備する→裏打ち用の布に作品を貼り合わせる
8.絵の具層の強化作業
9.表打ちを除去し、クリーニング。
10.木枠へ作品を張る
11.絵の具層欠損部への充填補彩
12.補彩後に、保存のためのワニスを塗布
今回の作品を例に毎月追ってご覧下さい。
1.写真撮影
順光写真 紫外線写真(過去の補彩やワニスの有無が 分かります)
斜光による撮影 (画布の弛み、縮み、絵の具層の状態も良く観察できます)
2.作品の状態調査(溶剤テストなど)
3. 修復方針の決定 4.部分的な剥離止め
5.画面の保護のための表打ち
正麩のりを作成しました
6.作品の変形修正 12月(作品を木枠から外し、仮の木枠で変形修正を行いました)
木枠に留めてある釘を抜きます。 裏面にはかなりの埃が堆積していました
仮木枠とクラフト紙による変形修正
7.(1月教室)作品の裏面から合成樹脂(beva371)を含浸しました。含浸は2回行います。
bevaは絵の具層の固着を促すために修復用に開発されたものです。
8.今回の作品は勉強のため、画布強化のための裏打ちを施します。
(昨今の修復ではできる限り作品への介入を市内での保存を行いますが、裏打ちについての知識は海外の 古い作品の修復を行う際に必要となります)
9.(2月教室)2度目の裏打ちの布の張りの調整を行いました。
その後BEVAフイルムをアイロンで接着(これは作品の大きさに合わせてあります。)
10.(3月教室)絵の具層の固着と裏打ちを同時に行う作業。
作品の裏面にBEVAフイルムを接着。裏打ちの布と作品を温圧で、固着しました。
1日体験コースは
次回開催が決まりましたらご連絡させて頂きます。
内容:練習版(油彩画の印刷物を貼り付けたもの)を使用して欠損部に補彩をしてみよう!
時間10時〜17時(途中昼休憩1時間)
費用:6,000円(材料費込み)作成した練習版はお持ち帰り頂きます。
定員になり次第締め切ります。お問い合わせください。
教室の内容はFBでご紹介しております。
どうぞご覧下さい。
〒240-0012
横浜市保土ヶ谷区月見台49-4
TEL.045-489-9511
FAX.045-489-9511
営業時間 9:30〜17:30
定休日 土曜日・日曜・祭日